FAQ

▷ アートセラピストの役割は?

アートセラピーには決まったやり方はなく、それぞれのアートセラピストが独自に行ないます。
受けたトレーニング、経験、個人的なバックグラウンド、文化、直観と創造性、
心理療法の選択により異なってきます。
セッションを行なう前に、対象のグループや個人に合ったアート素材を考え、準備します。
また、クライエントのプライバシーが守られる静かで安全な空間も用意します。
アートの中のイメージを通してクライエントを道案内するのが、アートセラピストの役割です。

▷ できた作品の解釈をするのですか?

よいアートセラピーでは、セラピストが解釈することはしません。むしろ質問を投げかけます。
お腹にすっとおちていくには、クライエント自身から出たものでなければならないからです。
クライエントは、問題によって何がもたらされていたかを自分の中で理解し、
気づきを得たり、すっきりと納得します。

▷ 投薬治療中の場合、アートセラピーは役立ちますか?

薬には身体的な症状を和らげ治療する効果が期待されます。
でも、苦痛の原因を軽減するとは限りません。
アートセラピーには補完的効果があります。
内なる自己に近づくことで問題の原因を理解できるようになります。